2023年東京都合唱コンクール

2023年9月10日(日)、東京都合唱コンクールに出場しました。

午前練習では、ゆめ缶さんの後に続く形であい混も最終調整。

自由曲『Quo Vadis?』の作曲者である宮本正太郎さんにも立ち会っていただきながら、田中翔一朗先生、松下倫士先生とともにコンクール本番で演奏する音楽を丁寧に確認していきました。

直前練習を終え、文京シビックホールへ。

あい混団員がほかの団で歌ったり、指揮をしたりしている姿を見届けているうちに、団体集合の時間を迎えました。

大学職場一般部門 混声の部の3番目として、課題曲G4と自由曲「Quo Vadis? A」を演奏。

これまでのあい混らしいしなやかな表現に加え、力強く訴えかける表現にも挑戦した2曲でした。

結果としては、金賞(2位)を受賞。

全国大会への推薦をいただくことは叶いませんでしたが、その代わりに今後のワクワクをいただけたような気がしました。

ハイレベルな東京都のコンクールで、それぞれの作品を深く愛する人々と生きた演奏を交わし合えることに、改めて喜びを感じます。

 

そして、『Quo Vadis?』と向き合ってきた日々もここで一区切り。

昨年のコンクールで演奏した『アモール・ファティ』から宮本作品に取り組み始め、最初はその難しさに必死だったのも今では懐かしい思い出です。

宮本作品は、私たちを育て、あい混の力を引き上げてくれた存在でした。

もともとあい混団員としてともに活動していた宮本正太郎さんの作品を、あい混で世に広められたことは私たちの誇り。

多くの方々に再演されることを願っています。

 

また、あい混の団員である和田太郎さん(なにやらゆかし合唱団)、石橋遼太郎さん(合唱団星のまたたき、女声合唱団ぱるらんど)、倉本潤季さん(合唱団瑠衣)もそれぞれの団の指揮者としてご活躍されたコンクール。

 

特にあい混の本番と同日だった2人には、審査結果発表時にあい混からも直接多くの拍手を送ることができました。

団内メンバーの活躍はもちろん、それぞれの合唱団が温かい拍手を送りあい、お互いの演奏に敬意を表す瞬間は美しい時間そのものでした。

音楽を通して美しさを追求する者として、これほど幸せな空間があるでしょうか。

 

これからのあい混も、さまざまな方法で演奏に向きあう面白さを見つけ続けたいと思います。

 

コンクールに際し、運営していただいた方々、東京都合唱コンクールでともに演奏した合唱団の皆様、応援してくださったすべての方々に深い感謝を。

全国大会で演奏される皆様を、心から応援しています。