こんにちは!
ソプラノのエミリーです。初めての定期演奏会が近づいてきて、期待と緊張が入り混じっているこの頃です!
今回のあいぶろでは、第3ステージをご紹介します。
このステージでは、混声合唱組曲「光のために」を演奏しますが、注目は、なんといっても作曲の山下祐加先生がピアノを弾いてくださること!
こんなに嬉しい、貴重な機会はなかなかありません。ご一緒させていただくときの幸せと言ったら! いつも素晴らしいピアノで、私たちの背中を押してくださいます。
山下先生は練習にも何度か来てくださっています!この写真は先日の練習での一コマ…
(後列真ん中が山下先生です!)
定演プログラムの中でも、私が特に大好きな「光のために」。
完全に個人的なる、好きポイント(笑)を、お話しします!
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第1曲「爽やかな五月に」
全4曲の中で唯一アカペラの楽曲。
和音の移り変わり・音の動きから感じる色の変化が本当に美しく、アンサンブルがきまった時は、その光の陰影に、心底ドキリとします。
第2曲「落葉林で」
初めてピアノと合わせた時に、風景が目に見える・・・!と感激した曲です。
歌とピアノのやり取りが大変面白い曲なので、ピアノに応え、情景が目に浮かぶような歌を歌いたいと、心から願っています。
消えゆくいのちを歌った詩と沈んだ曲調ではありますが、完全なる絶望ではなく、生命へのかすかな期待も感じます。
第3曲「朝に」
第2曲の暗さから転じて、明るい光とやさしい風がやってきます。
各パートとピアノが、それぞれ掛け合い、また一緒になりながら、前進するさまは勇気の湧いてくる力強さがあります。
この曲はソプラノの私としては、とにかく出だしが緊張!!!の一言なのですが、ソプラノパート一同、気合いたっぷり、頑張って日々練習しています。
終曲「樹木の影に」
第1曲から第3曲の後、最後にこの「樹木の影に」となりますが、それまでの、哀しさ、優しさを胸に携え、光に向かうクライマックスは注目(耳!?)です。
ピアノに第1曲のモチーフが入ったり、詩を投影した音形が登場したりなど、素敵なエッセンスがたくさんあるので、そんなところもお楽しみいただけたらと思います。
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今回のステージ紹介を書くにあたり、改めて、立原道造の詩を何度も朗読しました。
愛、生きる喜び、哀れ、痛みがひしひしと感じられ、曲への感動と相まって、涙が出ました。この感動を会場の皆様にお伝えできるよう、精一杯歌いたいと思います。
5月20日は紀尾井ホールへ、ぜひ足をお運びください!
チケットのお求めは
◆紀尾井ホールチケットセンター
03-3237-0061(10時~18時 日祝休)
まで!
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かわもと けんいち (金曜日, 18 5月 2018 23:45)
「光のために」の紹介を読んで、この組曲の4つの曲のそれぞれのイメージが浮かんできました。特に、合唱とピアノの融合や繊細な絡み合いにも着目されているのは、筆者の方がピアノ演奏に相当な関心をお持ちの方なのかと想像します。指揮者によって引き出されるピアノと合唱の織りなす音楽表現を楽しみに会場に向かいます。